『Ice Interview』は、2019年世界選手権の会場限定で発売されたインタビュー本です。
その際想定を上回る数のお客様に対応することができず、途中で販売を打ち切る事態となってしまいました。
打ち切りについて迅速なご案内・ご説明ができず、当事者たちが把握できないまま、打ち切りの理由についてだけでなく、本の内容や権利関係についても、様々な憶測が飛び交うことになりました。
いただいたご指摘やお問い合わせについて回答させていただきます。
・世界選手権での販売打ち切りについて
上記のように、販売打ち切りの理由は想定を超えるお客様に対応することができなかったということであります。他の書籍を販売されていた方々のブースにまで列が及んだため販売を打ち切らざるを得なくなってしまいました。
この打ち切り理由の適切なご説明ができないままブースを撤去してしまったために、「無許可で本を売っていたために撤収させられた」「本の写真は無許可で掲載したものであるから撤収させられた」などという事実でない情報が出回る事態となってしまいました。
・本の出版について
「この本は選手やコーチの了解を得て出版したのか?」という質問が多く寄せられております。
もちろん、羽生結弦選手とブライアン・オーサーコーチに本書を出版する旨を伝え、許可のお言葉をいただき、出版に至っております。その上で本書の読者に向けてサインと本書掲載言語と同じ5ヶ国語での挨拶を書いていただきました。
・掲載内容について
本書は著者タチアナ・フラーデ本人が、2011年から2017年にかけて羽生結弦選手にインタビューした内容と、共同記者会見の内容、さらに2019年ブライアン・オーサーコーチに対して行ったインタビューの内容を掲載したものです。インタビューの一つ一つは当時すでに公開されているものであります。
・本書内の写真について
「本書の写真は無許可で使用されたものだ」−このような情報が出回っておりますが、事実ではありません。
本書に掲載している羽生結弦選手の写真は、国際スケート連盟の許可を得た業者が撮影した写真を購入したものです。この売買契約には商業目的での写真の使用も含まれます。
(イベント開催に向けた支援を要請された者からご報告いたします。制作者から著作権登録番号と説明を受けたGST/HST Registration Noについてジェトロ(日本貿易振興機構)の方に確認したところ、GST番号はカナダで税金を支払う際に使う企業登録番号のことでした。お詫びして訂正いたします。制作者に問い合わせたところ、現在著作権の証明について日本の弁護士に相談していると連絡がありました。)
・付録について
付録のクリアファイルの写真は本書内の写真を用いたものであるため、上記と同じ説明になります。
・ポストカードについて
世界選手権で配布したポストカードですが、クリアファイル同様、使用した写真は本書内の写真です。
プリントされているサインは羽生選手本人が本書の読者のために特別にサインしてくださったものであります。
・世界選手権での販売について
世界選手権の販売運営は世界選手権側のスタッフの方によるもので、制作者側は出席しサインやお客様との交流に当たっていたと聞いております。
当方は仙台での販売を運営するものです。
以上が回答になります。
出版国である韓国の弁護士のチェックにより、法律上の問題をクリアしてISBNの申請も通過して出版に至ったのが本書になります。
著作物としての本書に法律的な問題は発生しておりません。
ただ、世界選手権前に上記のような説明がなかったこと、世界選手権での販売がスムーズでなく混乱を招いたこと、撤収の理由を広く説明せず新たな混乱を生みその対処をしなかったことが、本書への疑念を生むきっかけであったことは承知しております。大変申し訳ございませんでした。
しかし、いかなる場合でも、根拠のない虚偽の情報をあたかも事実のように発信し拡散する行為は看過できません。著者だけでなく本書に協力していただいたすべての方々の名誉・信頼の問題になってしまいます。
本書と本書の関係者の名誉・信頼のため、そしてお客様に安心して本書を手にとっていただくためにご説明させていただきました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
仙台での販売イベントにあたり、場所をお借りする予定の青葉の風テラス様にも、上記の通りに説明し、立証できる書類も提示いたしました。その上で、場所の提供を再度ご了承いただき、現在スムーズな運営のために様々な策を練っている最中でございます。
また、本書の価格は1冊4200円(税込)でございます。
1冊につき1枚クリアファイルが4種類からランダムで封入されますが、クリアファイルはあくまで付録ですので、別売りはいたしません。
仙台でお客様が本書を手にとっていただくことを楽しみにしています。最後までお読みいただきありがとうございました。
『Ice Interview』制作一同 ならびに 販売イベント(仙台)運営一同